運転免許と認知症

 免許の更新の際に認知症の疑いと言われ、病院を受診して診断書を提出するように言われた80歳の患者さん。

 長谷川式の認知症スケールにて30点満点中16点。(20点以下は認知症の疑い、重症度別の平均点では、
非認知症:24.3点/軽度認知症:19.1点/ 中等度認知症:15.4点/ やや高度認知症:10.7点/ 高度認知症: 4.0点)

 昨日は4月9日なのに日付を尋ねると3月…と。「4月9日ですよ。」と正解を告げると、「時計が壊れてるから今日は4月なのに3月と勘違いしたよ。」とか、「免許は5月いっぱいまで使えるから、あと3ヶ月は使えるよなあ。」…てな感じで、取りつくろうし、ズレてるし…。

 「判断力や短期記憶も低下していて、運転するにはそろそろまずいので、早々に免許を返納しましょうね!事故を起こしてからでは手遅れになりますよ。」と申し上げたのですが、「まあ、まだまだ更新まで時間があるから…。」と。

 5月までに免許試験場に診断書を提出しないと免許取り消しになるし、かといって早々に提出したら免許の失効の手続きが早々に始まるし、患者さんとしては、ギリギリまで運転したいし、こちらとしては1日も早く免許を返納して欲しいし。

 まあ、でも、運転免許試験場での認知症のテストが機能しているということは評価すべきですなぁ。

 診断書は本人に持たせるので、本人が提出しなければ5月までは運転できてしまうのが不安ですけど、、。

 私自身、運転が大好きなので、人の免許を取り上げる診断を下すというのは心が痛いものです。(ToT)

    前の記事

    オカピー

    次の記事

    犬のオシッコの始末?