時代の流れですかねぇ…

 訪問診療をしている方の担当ケアマネージャーさんが代わると、今、巷で増えている「訪問診療専門のクリニック」を患者さんに薦めるのか、担当医も変更させられるケースが時々あります。

 先日も、訪問診療でかれこれ22年間もお付き合いのある患者さんのケアマネージャーさんが交代したとたん、訪問した際に患者さんに「訪問の先生が代わるそうです。紹介状をお願いします。」と言われて…(@_@)。

 介護保険を利用している患者さんは何かあればまずケアマネージャーさんに相談するので、そこで上手いこと言いくるめられるのか、過去にも何回もこういうことがあって。

 私は未練がましい事は嫌いなので、「来るもの拒まず、去るもの追わず」という主義を貫いてきたので、単純に紹介状を書く相手先が知りたくて、患者さんに「ケアマネージャーさんから私に電話をくれるように伝えて下さい。」と伝えてその場を去り、後日、ケアマネージャーさんから電話が入り、「先生に電話するように言われたから電話しましたけど。」というぶっきらぼうな言い回し…(ノ・ω・)ノ

 よくケアマネージャーさん達と呑む機会があって、「先生、何で往診を減らしちゃったのですか?」なんて聞かれるのですが、減らしたのではなく、どんどんそんな感じで患者さんを持っていかれてしまうので、30年間、24時間365日、夜中でも何でも私が出向いてひたすら頑張ってきたので、還暦にもなったし、もう新規は受けないで良いかなという気持ちに…。まあ、時代の流れでだんだんと淘汰されているということなのかな…。

 訪問診療…いつでも同じ医者が駆けつける時代は終わり、、だんだんとビジネス化されて、非常勤の先生を使ったりして効率的になっているようです。

 老兵は死なずただ去りゆくのみ…(笑)

 まあこれまで本当によく頑張ってきました。(^^ゞ