K大学病院の切ない話

 先日、相模原メディカルセンターにいらした二歳のお子さま。外科の先生の診断では骨折しているとのこと。

 私はその場にはいなかったので詳細は分かりませんけれども、近隣の民間病院では手に負えず、K大学病院に打診したそうで。

 そこでは、いつものようにやっぱりお断り…(`Δ´)

 必ず聞かれるのが、「当院に受診歴はありますか?」そこで「ないです。」と言うとまず診てくれません。でもね…、まだ生まれて二歳のお子さんですよ!受診歴なんてあるはずがなく…。

 そこで、外科の先生も食い下がって、「なんで断るんだ!」と。すると、今度は、「今はコロナ対応で手一杯なので。」と…(`Δ´)

 準夜帯なので、もう夜ですよ!しかもお願いしているのは整形外科!K里では、整形外科医がコロナ対応をしているのでしょうか?(`Δ´)

 受診歴がないと診ないというお決まりの台詞はしょっちゅうですが、「貴院のかかりつけです。」と申し上げてもいつも断られるし、一体、誰なら診てくれるのでしょうか?

 相模原市の医師会の先生方の間では、K大学病院にお願いしなくてはならない状況になると、皆さんまず”絶望”の感情から始まります。そして、万一(本当に万に一回!)受けて下さると、職員全員で歓喜の声が上がるほどの奇跡!…地域ではそんな存在です。

 以前、救急病院のドキュメント的な番組でテレビに出ていた時には、問い合わせに対して全て受け入れてくれていたので、365日毎日テレビ取材してくれないかなあ。

 結局、心優しい聖マリアンナ医科大学病院が快く受け入れて下さったそうで…。

 政令指定都市で唯一市民病院がない相模原に早く市民病院を作らないと、、!

 決めた!私が生きているうちに、それを使命としよう!

 今回は久しぶりに、K大学病院の切ない話でした。(一応付け加えておきますが、お世話になっている素晴らしい先生もいらっしゃいます…m(_ _)m、だからこそ残念!)

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