相模原市…

 このところ、かなり電話が鳴り響いていて、発熱患者さんが増えてきている印象です。コロナの陽性率も増えてきていて、このまま第8波到来なの?という不安が…。

 八王子医師会では、コロナ禍が始まる頃に会員に対して、「発熱外来をやるかやらないか?」というアンケートをとって、「やる!」と答えた医療機関が3割だったそうで。そこで、「このままではいかん!」と考えた会長含む理事の先生方が奮起して、「どうやって発熱外来をやったら良いのか分からない。」と答えた医療機関に対して、感染症の専門家を招いて講義をしてもらったり、実際にその医療機関に出向いて助言をしたりして、協力医療機関が7割にまで増えたそうです。

 相模原は3割程度…。72万人を越える政令指定都市で、このままインフルエンザとのダブル感染の時期を迎えるというこの現実。相模原市医師会の存在意義すら感じられず、27年間メディカルセンターに関わってきた私としては、個人的に医師会の理事会の先生方を叱咤激励してきたつもりですが、理事会では反対意見が強いらしく、全く前に進まず…。

 開業医が感染したらクリニックを閉めなくてはならないから、発熱外来をやらない…という選択肢。(どうしても出来ない所は仕方ないですが)火事が起きたけど、火傷するから出向かない消防士みたいなものと私は思っています、、。

 やらないという選択肢をとるのは結構ですが、自分のクリニックにかかっている患者さんを、発熱外来をやっている他の先生が診るわけで、その辺に対する責任感とかは感じないのだろうか?誰かがやるからそれで良いという考え方で、組織が成り立つのだろうか?

 …なんて、今さらボヤいても仕方ないけど、3割の先生方だけでとてもじゃないけどこの冬の相模原市を支えられるはずがないのが現実、、。

 発熱外来の予約が手一杯で仕方なくお断りすると、叱られたり怒鳴られたりするのは発熱外来をしている医療機関というこの悲しさ。

 この三年で、正直、この冬が一番怖い…((( ;゚Д゚)))

 今日、明日と、相模原フェスタ2022の中で開催される相模原ラーメングランプリ!とりあえず楽しもうかな。└(゚∀゚ )┘
 

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