飲みにケーション

 いわゆる「飲みにケーション」を必要と考えている人が4割を切ったという話題がありました。

 会社の仲間で、仕事が終わって上司から、「どうだ?ちょいと一杯?」みたいなのって、もう消えていくのでしょうかねぇ。

 我々の世界は、昔は製薬会社の接待というのがあって、私も若い頃にはそれこそ「俺より営業マンの方が呑みたかったんじゃねえの?」と思うくらい、私をダシにして毎週のように色々な会社の人達が私を誘ってくれました…。

 そんな中で、お互いの考え方とか、仕事の事とかを話すうちに信頼関係が出来て、患者さんに投与した薬のことで何か困った事があったら即対応してくれたし、逆にダメな会社というのもよく分かったし…。

 ジェネリック政策になってから一切接待は禁止になったので、今では製薬会社との関わりがとっても希薄になってしまって、何か起きても、患者さんが飲んでいる薬はジェネリック医薬品であることが多くて、必ずしも私が出した薬ではないので、責任の所在がかなり曖昧になってしまっています。

 酒を飲まない若者が増えてきているそうですが、上司に魅力がないのか、若い人が本当に飲み会を無駄と考えているのか、ただただ楽しくないのか、、。

 うちのクリニックは、コロナの始まったときから、全員迷うことなくコロナ患者さんの診療に賛成してくれましたし、それ以降、職員の一体感が凄く増した気がして、全員に心から感謝しています。これまでも飲み会にも全員喜んで参加してきましたし、飲みにケーション大いに歓迎!というムードですけど…(と、思い込んでいるだけだったりして)。

 呑みたきゃ飲めばいいし、呑みたくなきゃ飲まなければいいけど、私はいつでも楽しいお酒を提供する準備がありますので、私の周りの人は、今どきの若い営業マンも含めて、飲みにケーション賛成派しかいませんけどねぇ(と、思い込んでいるだけだったりして)。\(^o^)/

    前の記事

    ボジョレー・ヌーボー!

    次の記事

    高齢者の免許の更新