あくまでも私的な考えですが…

 よく、「先生、四回目、五回目のワクチンは、受けた方が良いですか?」という質問を受けます。

 先日、60歳代後半の女性が当院にいらして、「主人がワクチンを打った夜に風呂場で亡くなって、ショックで食欲が無くなってしまって。」と。ニュースなどでもよくこういった話を耳にしますが、このご主人は持病はなくて、全く健康な方だったそうです。

 私の先輩の50歳代の女医さんも、ワクチン接種後に亡くなっていて、、いずれもワクチンによる死亡とは断定されていません。

 今、毎日のようにコロナ患者さんを診ていますが、特にこのオミクロン株になってから、重症化している方は当院ではゼロ…。高熱などで4~5日苦しむ方は少なからずいらっしゃいますが、皆さん軽症で治っています。ワクチンを打って、二週間から四週間程度の一番効果がある時期にコロナになっている方はたくさんいるので、「コロナにかからない」という効果は全く無いと考えます。

 確かに「重症化は防げる」という効果はあるのかも知れません。

 でも、コロナにかかると重症化しやすい重い持病がある方以外で、普通の健康な方が重症化する人がほとんどいない中で、このワクチンを打つ必要はあるのでしょうか?

 私は、公に公表されているワクチン関連死は実際に起きている中の氷山の一角だと思っています。

 ワクチンを打つリスクとコロナにかかって重症化するリスクを天秤にかけた時に、オミクロン株以前の重症化しやすかった頃までには三回まで打つ必要はあったかと思いますが、今、オミクロン株やその派生株の流行の中では、その天秤は「ワクチンを打つリスクの方が重い」と、(あくまでも私的な考えですが)思っています。

 立場上、「絶対に打つな!」とは言えませんので、外来では、「これまで発熱などの副反応が全く無かったのであれば打っても良いとは思いますが、副反応があったのであれば、それ以上の副反応が出る可能性があるので、もう打たない方が良いのかも知れません。あとはご自身で判断して下さい。」と申し上げています。

 一応申し上げておきますが、オミクロン株以前までは、私はワクチン賛成派でした。今、毎日の診療でコロナ患者さんを診ている中で感じている事を述べたまでですので、そもそもワクチンは任意ですので、あとはご自身で判断して下さい。m(_ _)m