無策と愚策のまま…

 コロナで、介護事業所の倒産が増えているというニュース。

 往診なんて、せいぜい10分~20分程度の滞在ですが、コロナに感染した方の所に出向くヘルパーさんは30分とかそれ以上の単位で滞在するのに、国は感染者への訪問介護をする事業所には、月に34万円の補助を出しているそうで、、。それって事業所あたり1日一万円ちょっとでしょ?リスクと人件費、そして感染防御の装備費用を考えたらとても足りないので、事業所独自の手当てを出しているそうで…。

 そして、当然ヘルパーさんも感染してしまうので、休んだ方の分の代わりの人がいなくててんやわんや…。介護の現場は、お金だけではなく、人手も深刻な問題なのですけどねぇ。

 ヘルパーさんの事業所はどこも人手が足りなくて大変だそうです。

 昔からよく3K(臭い、汚い、きつい)なんて言いますが、ヘルパーという仕事が、収入的にも内容的にも、若い人達にとって魅力的ではないことが問題だし、今後の高齢化社会を見据えて、こういったきつい仕事をしている人に対して、国は看護師並みのお給料が貰えるくらいの待遇を用意して差し上げても良いのではないでしょうか?

 国って、常に介護とか医療にはお金をかけないように努力しているんだよなあ。コロナ対策も場当たり的で、やっていることはもはやインフルエンザと同じ扱いになってるし。

 これから間もなくくるインフルエンザとコロナの同時流行…。無策と愚策のまま突入するんだろうなぁ。

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