ワクチン会場での事故

 集団接種開場でアレルギー反応の究極の状態であるアナフィラキシーショックに対する対応について、先日、42歳の女性が接種後に亡くなってしまったというニュース…。

 よく、学校で子供がアレルギー反応を起こすことに備えて、エピペンというアナフィラキシーショックの対応のための簡易注射をその子の主治医の指示のもと用意してあるのに、相模原市では自治体の集団接種開場でのアナフィラキシーショックに対する対応は、花粉症等で使うアレルギーの飲み薬だけ。

 アナフィラキシーショックに飲み薬で対応するなんて全くあり得ないので、私が集団接種開場に出向く時には、注射から点滴から、すべての事故を想定して、私的にあれこれ用意して出掛けています。それを見た看護師さんが、「今日は大塚先生だから安心…」なんて言うくらい、普段からの事故に対する体制には、その場の職員みんなが不安を持っていました。

 自治体が用意してあるものですらそんななので、いかに、ワクチン行政が行き当たりばったりのいい加減なものなのか、、。

 そして、そういう事故が起きても、いつも締めくくりは「接種と死亡の因果関係は不明としており、厚生労働省の専門部会などで検証する。」と時間を稼いで闇の中へ…。

 「ワクチンの事故はワクチンのせいじゃない!」と言えばまかり通るのなら、世の中、何しても許されちまうぞ!

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