聴診器

 昨夜はメディカルセンターの内科の当番医で、発熱の方が8人いらして、陽性と出た方は4人でした。

 自分のクリニックでは、このところ毎日平均して6人~10人程度出ているので、これからお盆休みが来ることを考えると、急に増えることはないとしても、まだまだ高め安定のままだらだらと推移しそうですね。

 今かかる人は、やはり、これまでかかったことのない人が大多数を占めているので、かかったことのない人は特に気をつけて下さい。

 昨日いらしたご高齢の男性。発熱があって、ご家族が「肺炎が心配…」とのことで早速聴診器をあてて、「肺炎はなさそうですよ!」と申し上げたら、「そんなので分かるのですか?」と…。最近は聴診器をあてない医者が多いからなのか、検査、検査、の時代からなのか、医者が聴診器をあてるのはただのパフォーマンスじゃないのですからね!

 そういえば、以前もメディカルセンターで聴診器をあてたら、「うちの先生は聴診器なんて使ってくれないよ。」と感激された事がありました。

 最近は聴診器をあてること自体が珍しい事なのかなぁ?大学病院などでは、パソコンばかりみて全く身体に触れずに検査へ回され、検査結果だけで薬を処方されるらしいから、そういう若い先生が増えてきたのかなあ。

 自分が研修医の頃は、何も検査が出来ない状況を想定した診療技術ばかり教わったから、今どきの先生はパソコンもなくて検査も出来ない場所に行ったら、どこを見て何をするんだろ?(^_^;)

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